2006/07/28

サーバータスクのリスタート

主にテスト環境での話が多いと思いますが、試行錯誤しながら設定変更してはタスクを再起動することは結構あるものです。

HTTPタスクの再起動というのは、非常によく行うもので、「tell http restart」のコマンドに、これまでさんざんお世話になりました。

Routerタスクの再起動というのも、頻繁にやります。そこで、なんとなく「tell router restart」と打ち込むわけですが、これは間違い。Routerタスクで、設定変更を反映させたい場合は「tell router update config」を使う必要があります。

と、ここまではいいのですが、では他のタスクは・・・・という話になります。
実は、Domino 6以降、サーバーコンソールコマンドとして、以下のようなものが用意されました。

restart task <タスク名>

例えば、「restart task router」とか「restart task adminp」などというように使います。

実は、この技術文書を見て、私も今日知ったところです。
Can the Domino Router task be restarted with a 'Tell Router Restart' command?


余談:
restart server というコマンドは、世界中で相当打ち込まれていると思うのですが、ブラインドタッチ組にとっては、このコマンドはうちにくいですね。左手1本で、特に「r t」がうちにくいです。私は、res ser と打ってます。(「res s」でよいのですが、回文になってるのが気持ちよいので・・・)

2006/07/21

TeamStudio Analyzer

あるところで、TeamStudioの情報交換を行ったのですが、わりといろいろな使い方があるものだと感心しました。私は、AnalyzerとConfiguratorしか普段はインストールしておらず、日常的に使っているのはConfigurator だけです。

一応、情報交換会に出る都合上、少しは機能を理解しておこうかなとヘルプを読んでみましたが、なかなか面白かったです。Analyzerといえば、設計書の提出に使ったり、設計要素を抜き出して全文検索したり、専用のビューを作って、「何らか一覧」を作ったりする・・・というのがよく知られたところでしょうか。「監査機能」も面白いですね。デフォルトのフィルタだけでも、何らかの発見になるかもしれませんし、上手く使えば「お作法のよいアプリケーション」も増えていくと思います。

ヘルプを読むと、例えば「フィールドヘルプのない項目一覧」とか「名前が_1で終わるフィールド一覧(コピペすると出来る)」とか、ノウハウ的なことも書いてあったりします。

使いやすいツールだけに、ヘルプをじっくり・・・なんてあまりやらないのですが、たまには読んでみるのも面白いですね。
きっと、このツールには、フィルタやら、分析結果DBのカスタマイズなどまだまだベストプラクティスがいろいろとあるのではないかと思います。

不在通知

不在通知エージェントは、Hannoverからエージェントではなくなり、コアコードになるそうです。

Instantaneous Out-of-Office in "Hannover"

Lotusphereの資料、きちんと目を通してなかったので、流れていってしまうところでしたが、Edのブログで気が付きました。 instant response って何なのでしょうね。

実は、私個人は、ユーザーとしてこの不在通知使っていません。。。深い理由はないのですが。

技術情報のRSSフィード提供

既にあちこちで宣伝されているのでご存知の方も多いでしょうが、サポートページのRSSフィード提供が開始されました。

サポート/技術情報

AutoDiscoveryはついていないので、上記ページのXMLリンクから直接登録して下さい。
これまでMyRSS使ってかろうじて読んでいたのですが、いちユーザーとして非常に嬉しいです。

私は、フィードジャンキーとまではいかないにしても、情報収集の9割以上をRSS/atomに頼っています。ブラウザのブックマークは、ほとんどすかすかで、RSS提供されていないページは基本的に読んでいません。


ちなみに、このフィードをFirefoxのライブブックマークで読むことは可能です。でも、私の個人的好みでは、それはあまりオススメ出来ない読み方です。
フィードには、「全部読みたい」タイプと、「全部読まなくてもよい」タイプと2種類ありますが、サポート情報の更新件数はたかがしれているし、Domino技術者なら全部目を通しておいてもよいのではないかと思います。

このように全部目を通したいタイプのフィードには、未既読管理機能を備えたRSSリーダーを使うのが私の好みです。こういうRSSリーダーとして、昔は、Bloglinesを使っていましたが、今は livedoor Reader を使っています(キーボードショートカットがショートカットが気持ちいいので)。 そのまた昔は、クライアントインストールタイプを使っていましたが、大量のフィードをさばくにはサーバー型のほうがよさそうだと思っていつからか変更しました。

一方、Firefoxのライブブックマークも使っていますが、こちらは極めて局所的に、自分のdel.icio.us の登録項目、はてなブックマークの人気エントリだけ使ってます。昔は、asahi.comのフィードや CNET Japan も入れてましたが、ニュース読まないのでやめました。特に、自分のソーシャルブックマークのRSSを設定しておくというのは、オススメです。 その他、「暇なときにぱらっと見てタイトルを確認する」という程度のフィードは、ライブブックマークでよいかなという気がしてますが、多く登録しすぎるとブラウザが重くなるので微妙ですね・・・。

2006/07/19

確率と網羅性

先日、知人のマイミク日記に書いてありました。
n人でじゃんけんして「あいこ」になる確率っていくつだろう・・・
何を思い立ったか、久しぶりにこのような確率の問題を解いてみたくなり、紙と鉛筆で計算してみました。高校数学からは久しく遠ざかっていたため、二項定理をすっかり忘れており、コンビネーションのΣまでで止まってしまったのですが、それでも久しぶりに普段使わない部分の脳の末端を運動したかんじで気持ちよかったです。この問題では、「あいこになる全ケースをどうやって数えるか」がポイントですね。

Dominoの技術者をしていると、「ドメイン設計」や「運用設計」「移行設計」などに関わることも多いかと思います。そのような時に、各ドメインの特徴を理解した上で、例外ケースを見逃すことなく、網羅性のあるデザインをするのは重要ですし、またこれは非常に難しくもあります。実はこれらは、上記のような確率の問題を正しく考えることとわりと近い能力が要求されるのではないかと思いました。(二項定理のような数式変形はどうでもよいのですが、漏れなく場合分けして数えるというところ。数学証明の場合分けも似たようなものだと思います)
私の脳も、長らくご無沙汰でさび付いたものですが、たまにはこのようなことをするのもよいかもしれないと思った次第です。

よく、ベストのデザイン方法を探すときに、いくつかの候補があがった上で、「他によい方法はないですかね」という質問ももらいますが、これも上手く網羅性の観点から考えると、「他にはない」ということが証明出来ることもあります。
こういう質問のとき、私はわりと、「Xか、Xでないか」の2種類に分割して、深く考えていくことが多いです。例えば、「ドメインを1つにする方法と、分割する方法と2種類が考えられますよね。1つにすると・・・」など。この時点まででは、全ての解決方法は必ず網羅されているといえます。で、さらにそれぞれのケースを掘り下げていっては「×マーク」をつけています。

きっと、これだけビジネス本が普及している世の中ですので、世の中には確立されたよいメソッドがあると思うのですが、私の整理も含め、ふとDomino技術者として思ったことを書いてみました。

2006/07/18

全文検索結果のハイライトウォーキング

実は私も今日知ったコネタです。多分、私はユーザーとしては Ctrl-F を使うと思うのですが、価値観はそれぞれ・・・ということで、ご紹介します。

How to navigate through full-text search highlights

Notesクライアントで全文検索を行ったとき、文書を開くとキーワードがハイライトされています。実はこの検索結果のハイライトのフォーカスを、キーボードショートカットで進むことができます。

次のキーワード: Ctrl+"+"
前のキーワード: Ctrl+"-"

現在のフォーカスは「ピンク色」になります。

例えば、1つの文書が非常に長く、なおかつキーワードのヒットが文書に少なければ、ひょっとしたら有効かもしれませんが、どうも自分のユーザー的な好みでは、いつもの癖で Ctrl-F しちゃいそうです。

2006/07/17

あるDomino技術者の通勤時間

ここでは決してLifehackの話がしたいのではなく、あくまで1人のDomino技術者が通勤時間で何をしているか、という紹介話です。

私は、もともとハートが小さいタイプなので、他の人が通勤時間をどのように活用しているかには興味があります。特に、自分が尊敬する技術者には、しょっちゅうこの質問をしては、参考にしています。
結局のところ、自分はたいしたことをしていないのですが、何かの参考やきっかけになるかもしれないので書いておきます。

昔は、職場がラッシュと逆方向だったので、Thinkpadを広げて、大量に複製したDBを処理していました。電車の中で仕事をするという概念は、私の当時の師匠の影響もあると思います。その方は、朝は喫茶店で朝食を取りながら仕事をされていましたし、しょっちゅう通勤電車(JR)のグリーン券を買って、仕事をされていました(はかどるそうです)。


そんな刺激を受けているはずの私ですが、今はだいたい次のどれかです
  1. 図書館から借りてきた技術書を読む
  2. 週刊STを読む
  3. 英語のリスニング
技術書はわりと自分で買うほうなのですが、最近、「買っても手をつけない本」が多いのに気づき、むしろ「返却期限が決まっている借りた本」のほうが、きちんと消化出来ることに気づいて図書館の本を読むようになりました。私のように、なかなか自分の意思できちんと読めない人にはよいかもしれません。(最近読んだ本では、これとかこれが面白かったです)


英語はいくらやっても身につきませんが、電車の中で「ヒヤリングマラソン」と「週刊ST」を繰り返しやることで、留学もせずにTOEICで高スコアを出しているDomino技術者が身近におり、その影響でSTを購読しています。難易度も頻度も、自分には最適で、今にも挫折しそうですがそこそこ読んでいます。あと「頭の中だけで英語日記」も時々やりますが、効果のほどはわかりません。

「寝る」というのも、時間の有効活用方法の1つかと思っています。極力ぽーっとした無意味な時間を作らないようにしています。
現代社会で生きていくのはなかなか大変ですね・・・。

2006/07/02

[雑談]通院して思う、トラブルシューティング

非Notes/Dominoネタで恐縮ですが、最近思ったことです。

このG/Wに、ちょっとした炎症をおこしてしまったため、病院に通っていました。すぐによくなった部分もあったのですが、なかなか治らない部分もあって、いくつか薬をかえていました。
前回診察していただいたときに、「うーん、もうXXな原因は治ってると思うので、あとはこの薬を使って下さい。もし治らなければ、次回詳しい検査をしましょう。」と担当医師から言われました。

実はこの薬がものすごくよく効いて、ようやく完治したみたいです。治ればもういい、と言われていたので、特にもう1回通院するつもりはありません。

そこで、ふと思いました。前回の診察は多少自信なさげなコメントだったわけですが、私は「薬が効いて治りました」と、たとえ行かなくても、電話するくらいしたほうがよいのかどうか、ということです。普通の患者は、おそらく、よほどのことがない限りは「治りました」という電話はかけないと思います。でも、医者の立場からすると、どうなんでしょう・・・。ひょっとしたら「治った」という結果を受けることで、担当医師の経験が増え、結果的に社会のためになるかもしれません。


私は、仕事上、突発的にいろいろなご相談を受けることがあるため、「問題事例」はわりと耳にすることもあり、何らか自分が思う解決案や原因となりそうなことをお伝えしています。ところが、「解決しました」という連絡を受ける回数はわりと少ないので、最終的に自分の考えが正しいかの経験が蓄積していかないというジレンマは多少あります。
仕事をやっている上で自分自身が困ることは、プライベートを含め逆の立場では極力行わないようにしたい、ということは日頃思っているのですが、ひょっとして今回の完治問題はその1ケースなのかもしれないと思いました。


そうは言っても、まだ電話してないのですが、家族に医者がいるので、ちょっと医者心理についてきいてみたいところです。