2013/04/27

Brick City

最近、The Taking Notes Podcastを聞いていて知った話をご紹介します。

UKで開催されるユーザーグループイベント、UKLUGで活躍されている、Warren Elsmore氏が、本を出版されたということで、興味深く調べてみました。

Brick City」 というタイトルの本で、なんと、コラボレーションやソーシャルの本ではなく、LEGOの本なのだそうです。
Kindle版は特になさそうなのと、コラボレーションの本ではないので私はパスしますが、LEGOが好きな方ならきっと楽しめるのだと思います。

世の中にはマルチタレントな人もいるものだと感心します!

2013/04/14

tell adminp show databases

このコマンドは、昔からあるようなのですが、"tell adminp" と来ると、自然に次は "process" と入力してしまう管理者の方は多いと思います。私もそうです。

この adminp ですが、今日、たまたまちょっと珍しいコマンドを目にする機会があったので、紹介します。

> tell adminp show databases

と入力すると、入力したサーバーをシステム管理サーバーとするDBの一覧が出力されます。結果は、log.nsf にも記録されるようです。

あまり使い道は思い浮かびませんが、サーバーを長期間停止したり、廃止したりする直前に、一度実行しておくと、システム管理サーバーの変更忘れの対策になるかと思います。

2013/03/12

印刷時に全文検索結果のハイライトを表示させない方法

Notesクライアントで、全文検索を使って文書を探すのは便利ですが、印刷するときに、ハイライトされた部分も印刷されてしまうのが気に入らない・・・って方はいると思います。

最近公開された、英語版の Technote ですが、この印刷時の全文検索結果ハイライトを無効化するための notes.ini パラメータが紹介されていました。

How to hide Full Text search highlights when printing

具体的には、Notesクライアントの notes.ini に、以下のパラメータを設定します。

DontPrintFTHighlights=1

興味がある方は、是非お試し下さい。私も今日からこの設定を有効にします!

2013/03/02

notes.ini パラメータの編集方法

notes.ini ファイルのパラメータ編集方法として、もちろんテキストエディタで編集するという方法もあるのですが、それ以外にもいくつか方法があります。

少し調べてみたところ、以下のIdeaJamエントリのRalph Borcherds氏のコメントが、なかなかよいと思いました。

IdeaJam(tm) - Configuration document - notes.ini settings dialog box

これを参考にしつつ、私の知識を以下にまとめます。

1. サーバーコンソールコマンド 「set config パラメータ=xxxx」を使う
サーバー稼働中に、パラメータを安全に設定出来る方法です。
サーバー再起動が必要になるかどうかはパラメータに依存します。
入力後に、「~を~に設定しました」と応答があるかどうか、でおおよそわかるようですが、これだけでは正確に判断出来ないみたいです。

set config コマンドのほかに、" show config " というコマンドがありますが、これは現行の notes.ini パラメータをコンソールから確認出来るので便利です。
例:> show config servertasks
と入力すると、servertasks= で記載したパラメータが確認出来ます。

show config では、* も利用出来るため、
> show config servertasks*
と入力すると、servertasksatXX も含む一覧が確認出来ます。
さらに、
> show config *
と入力すると、 現在の notes.ini パラメータ一覧が確認出来ます。(アルファベット順にソート済)

2. サーバー設定文書の「NOTES.INI」タブで設定する
サーバー設定文書で設定する場合のメリットは、ドメイン内の全サーバー、もしくはサーバーグループを対象に、必ず設定すべきパラメータとして設定出来る点です。確実に設定したいパラメータなどは、ここに記載してよいと思います。

その他
使っているケースは少ないでしょうが、webadmin.nsf では notes.ini パラメータの直接編集が出来ます。(Domino Administrator では出来ない)

テキストエディタを使って直接編集することも、もちろんありですが、以下のような点が注意点でしょうか。
1) サーバー停止時に変更する。
2) 最後に1行改行を加える
3) UNIX環境の場合、ファイルのパーミッションとしてDominoサーバーが開けるように注意する。(rootアカウントで作業しない)

おまけ
一部の notes.ini パラメータは特殊扱いになっていて、"set config" コマンドなどが使えません。代表的なものは、"Secure_Disable_FullAdmin" です。
一部の Notes/Domino の機能はセキュリティに強すぎるため、notes.ini で制御することが出来ますが、Notes/Dominoの管理者は サーバーコンソールやサーバー設定文書で、そのパラメータすら設定変更が出来ます。
そのため、こういったパラメータ(通常 Secure_Disable... で始まる?)はファイルの直接変更のみが有効になっており、Domino管理者がOSにログインできない環境では有効です。

2013/02/27

Dominoクラスタのセカンダリサーバーへの配慮

今日は、Andy Pedisich のブログで見つけたこのネタより。(この人は、統計レポート関連で、なかなかよい仕事をしているのですが、それはまた次の機会に。)

Connect2013 Here’s a straight up quickie from Paul Mooney and Gab Davis presentation AdminBlast!

実は、私もこの Adminblast 2013 を受講して、同じく Tip #26 は、いいなあと思っていました。
Dominoクラスタリングで運用しているとき、セカンダリーサーバーは、アクセスする機会が少ないほうがよいのですが、いざ必要になったときに、DBのビューが作られていないと、ユーザーは快適なレスポンスタイムが得られません。

そのため、明らかに必要そうなビューがあれば、事前に作っておきましょう、という Tips です。IBM Domino 9.0 からは、似たようなことが、サーバー機能で出来そうなのですが、そうでない環境でも、この Tips は適用していいのではと思います。

Adminblast 2013 の資料は、こちらからアクセス出来ますのでご興味あればどうぞ。

Adminblast 2013. Deck for download

2013/02/23

Ed Brill氏のブログへのアクセス

今月は、必死に Ed Brill氏著書の "Opting In" を読んでいます。
ようやく後半に来たのですが、この本の中に少し興味深いことが書いてあったので、紹介させて下さい。

Ed Brill氏のブログですが、著書の中で、どういった国からのアクセスが何パーセントかどうかが書かれています。そのアクセスの多くは、英語圏からのアクセスですが、では、日本からのアクセスは全体の何パーセントかというと・・・。
1 %なのだそうです。中国やブラジルも同様とのこと。(しかし、だいぶ丸められている気もするので、大きな誤差はありそうです)

この数字が大きいかどうかわからず、以前は Lotusphere のアジア圏からの参加者は 1%くらいなんていわれていましたので、まあそんなものかとも思います。とりあえず 1%でも日本が認識されていてよかったです。
Ed 氏はロールが変わったこともあり、今後英語圏の情報の中で、どこらへんのWebサイトやブログを中心に読んでいくとよいのか、私もはっきりと答えを持ってないのですが、よい情報をみかけたらご紹介していきたいです。

2013/02/20

Mobilizing Employees with IBM Notes Traveler

自分は普段、Lotus Redbook のRSSフィードをチェックしています。先日、Travelerに関するRedbook(Wiki)が発行されていたのに、今日はまた新たに Travelerに関する技術文書が発行されていました。

IBM Redbooks | Mobilizing Employees with IBM Notes Traveler

PDF形式でのダウンロードも出来ますが、本文自体がもうこのページに全部記載されており、PDFでも12ページ程度のちょっとしたソリューションガイド、という位置づけのようです。

基本機能や、構成などについての概要がかかれてますが、以下のあたりを簡単に読んでおけばよいかな、と思いました。

- 図3 のアーキテクチャ概要
- DMZ配置 / リバースプロキシ / VPNを使った、3パターン
- HA構成の概要

また興味深いのは、"Usage scenarios" ということで、PDFの8ページから、IBMの事例が記載されています。
これによると、世界中の19,500のユーザーに対して 20台の Linux サーバーでホストしているとのことです。また、アクセス形式は、リバースプロキシ経由ということです。

短い内容ですので、もし Traveler にご興味があれば、目を通してみて下さい。

2013/02/19

Sametime Meeting が TED に登場

NHKのスーパープレゼンテーションなどで日本でも注目を集めているTEDですが、そのTEDに、Sametime Meeting が登場する、という話をここのブログで知りました。

TED Talks: IBM Sametime Meetings as a translation platform for teaching surgery. (The Sametime Blog)

この中で、外科手術を世界中の医師に教えるにあたり、どのようにして、距離の壁、言語の壁を乗り越えたのか、Dr. Steven Schwaitzberが語っています。

内容は11分くらいで、日本語字幕はありませんが、英語字幕がありますし、話し方もゆっくりですので、医学用語を聞き飛ばせば、理解出来ると思います。
ご興味あれば、お時間のあるときにどうぞ。



2013/02/17

Nerd Girls グループ

IBM Connect/Lotusphere の事後整理をしているうちに、"Nerd Girls"グループの専用サイトがあることを発見しました。

Nerd Girls Group

自分は、このコミュニティが何であるかを語れるほどわかっているわけではないのですが、数年前から見かける用語であり、Lotusコミュニティ全体の中でも存在感があったので、気になっていました。

こちらのブログエントリにその概要が記載されています。
Nerd Girls at Lotusphere - IBM Social Business Insights Blog

技術コミュニティの中での女性の過ごしやすさをテーマに、2009年から始まったようですが、オフィシャルサイトでの今年の IBM Connect での活動をみると、とてもコミュニティとして充実しているようですね。

Gabriella Davisさんは、今年の IBM Connect でも、Paul Mooney氏との、Adminblast で発表されていたり、また SpeedGeeking イベントでも、スピーカーをされていたりと、大活躍されていました。
(私の拙い英語力だと、彼女の英語はなかなか聞き取りにくかったですが、どんな英語も聞き取れる耳を作って、いろんなことを学べるようにならなくては、と反省しました)

2013/02/16

Notes Browser Plug-in と Dominoクラスタ

IBM Notes/Domino 9.0 の期待の新機能の1つは、Notes Browser Plug-in (NBP) です。NBPは、Webブラウザのプラグインとして軽量な Notesクライアントが立ち上がり、ブラウザの中でNotesアプリケーションをそのまま動作させることが出来る機能です。

NBP は、Notesクライアントが持っている基本機能がそのまま動作しますが、Browser技術と組みあわせて動くためDominoクラスタは大丈夫なのだろうか、という疑問があがっています。
これについて、IBM Connect の "Ask the developers" セッションで開発部門からは、「動きます」という返事がありましたが、実際どうなのだろう、ということが、テクてくコミュニティの中で話題になりました。
そこで、手元の環境で簡易検証してみました。

環境:
サーバー :
North/Sphere (Domino 9.0 Public Beta)
South/Sphere  (Domino 9.0 Public Beta)
クライアント:
Notes Standard 9.0 Public Betaインストールに付属するNBP

前提:
両サーバーは同一クラスタに所属
North/Sphere は停止
非管理者のユーザーIDで NBP を起動

テスト1: 
ワークスペースから North/Sphere 上のDBアイコンをクリック
⇒ South/SphereのDBが開く (フェイルオーバー成功)
(図1. アドレスバーも、South/Sphereに)

テスト2: 
ブラウザにブックマークされた North/Sphere 上のDB文書を開く
⇒ South/SphereのDBが開く (フェイルオーバー成功)
※ブラウザのアドレスバーには、Northが表示されているが、実際に開いているのは South/Sphere のDB

 (図2. アドレスバーは、North/Sphereに)

ということで、簡易検証の結果として、Dominoクラスタ は機能しています。
これ以上の部分、例えばアプリケーションの中でサーバー名をハードコードした場合の動作は、通常の Notes Basic クライアントと同じと思えるため、特に検証していません。

何にせよ、ベータ版ですの動作ですので、ご参考までに・・・。


2013/02/14

IBM Notes Traveler Redbook の PDF版

先日ご紹介した、Traveler のRedbookですが、PDF版になって公開されました。Wikiをベースにして書いてあるためか、最新情報は常にWikiのほうを見て下さい、という注釈とともに、Draftという位置づけになっているようですが、こちらのほうが Wiki より格段と読みやすいですし、まとめ読みするならこれがよいと思います。(個人的には、Kindle 版も公開して欲しいです)

Lotus Notes and Domino wiki : IBM Redbooks: IBM Notes Traveler hints and tips for a successful deployment : PDF of IBM Redbooks: IBM Notes Traveler hints and tips for a successful deployment

以前より、Redbook を Wiki で公開し、その後に PDF を公開するというのはあったのですが、今回の PDF はより、Redbookらしいフォーマットになっており、違和感がなくなったような気がします。
Travelerサーバーを構築したり運用したりする方は、是非お手元に保存しておいて下さい。
(Notesクライアントをお使いの場合は、ブックマークバーに、PDFを登録しておくと、すぐに起動できておすすめです。)


2013/02/13

IBM Connectの裏にあった悲しい事故

今日 Paul Mooney のブログを見て知ったのですが、IBM Connect にデンマークから来ていた Kenneth さんが、オーランドでバイク事故にあわれて亡くなられたそうです。
Online book of condolences for Kenneth Kjaerbye


お悔やみサイトが作られており、たくさんの人がコメントされています。
私からもお悔やみ申し上げたいと思います。
Kenneth Kjaerbye's Memorial Website - Condolences | OurMemoryOf.com

ここのコメントを見ていると、いかに Kenneth さんが Lotus Community から愛されていたかがよくわかりますし、また、本人を知らない人たちからも、暖かいコメントが入っているところに、Lotus Community の暖かさを感じました。

自分も昔、病気で入院していたことがあったのですが、そのときにお見舞いに来てくれた人が、「これ海外のお友達からの寄せ書きです」といって印刷した紙の束をくれたことがありました。正直、海外のお友達なんて、思いつく人がほとんどいなかったのですが、ほんの少しだけ仕事で関わったことのある人から、Notes/Dominoの開発部門のビッグネームの人たちまで、お会いしたこともないたくさんの人たちから暖かい言葉をもらって元気付けられた時のことを少し思い出しました。


今日はなんか悲しい紹介記事の話ですみません・・・。

2013/02/10

Ed Brill氏が、エンタープライズ・モバイル・マーケティングへ

先日、Ed Brill 氏のブログで報告が書かれていました。

Ed Brill - My new role: Moving to IBM Mobile Enterprise marketing

Notes Travelerなどもあり、領域的にも近いですが、エンタープライズ・モバイルを今後担当するようで、また、マーケティングという分野への挑戦となるようです。(後任は Scott Souder 氏)
先日のIBM Connect の Ask the Product Managers の中で軽く紹介はありましたが、ブログでも発表となりました。

今、Edが先日出版した "Opting In" を読んでいるのですが、この中では、ブログなどのツールを使って今までいかに Product Manager としてやってきたかが書かれています。きっと新しい場所でも、同じようにソーシャルツールを上手く活用しながらやっていくのだろうと思います。

そういえば、つい最近の Podcast の中で、この本に加え、いずれ、Notes/Dominoの歴史、についての本を書きたいというのを言っていました。もし本気ならば、是非近いうちに実現して欲しいものです。


余談:
最近ブログでこの手の話(おめでたいこと)を目にするとき、時々コメントに「Mazel Tov」と書かれていて、英語圏でのおめでとうコメントの変わった表現を1つ学びました。
Edのこのブログエントリに対して Alan Lepofsky氏が Mazel Tov とコメントしているのに対し、 一方で、Alan の結婚報告エントリに対して、同じように Ed が Mazel Tov とコメントしているのが興味深いです。

2013/02/03

IBM Connect 2013

今年は Lotusphere/IBM Connect 2013 に参加することが出来ました。私は 6年ぶりの参加です。OGS(Opening General Session)の内容は、既にメディアで報道されていますので、ここでは私が現地で感じた印象を簡単に書いてみます。

1. Lotusphere/IBM Connectはコミュニティとなっている
全体的に、参加者は1年に1度、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、とロケーションに関わらず、ここの場で再会出来ることをとても楽しみにしているように見えました。
Facebook/Twitter時代になり、オンラインでの仲間から、年に1度のオフライン交流、というのも、楽しむ材料になっているのだと感じます。
各国、各地域ではユーザーグループがありますし、IBM Champion制度なども、強いコミュニティを作るのに一役買っているのだとも感じました。

2. 存在感の大きい IBM Champion たち
今回、What's new セッションだけでなく、IBM Champion たちの、ノウハウセッションにもたくさん行ってみました。どのセッションでも思うのが、Championたちの、強い情熱と高い知識、そしてセッションの運び方の上手さです。
例えば、Mat Newman, Chris Miller, Nathan Freeman, Paul Mooneyたちのセッションに出席しましたが、どれもすごく魅力的なプレゼンテーションで、とても刺激的でした。

3.気になった製品
いろいろなセッションに出席して、What's new, や、ベストプラクティスなどを拝聴しましたが、今後気になった製品は、以下のあたりです。もちろん、それ以外も注目でしょうが。
  • IBM iNotes 9.0
  • Notes Browser Plug-in (NBP)
  • IBM Docs
 iNotes と NBPは相性が重要だと思っていました。わりと綺麗に統合されてそうなので、快適に使えそうな気がします。
IBM Docsはソーシャルエディティングという形態に未来を感じました。私を含め、簡単にこの業務スタイルにいけるかは未知ですが、ソーシャル・エディティングに対応した働き方が出来るかどうか、は、今後の重要な能力になるように思えました。

IBM Connectの中では、既存のNotes/Domino に対して有効なテクニックもたくさん紹介されていたので、今後はそれらについて少しずつ記載していきたいと思います。

2013/01/19

Dominoリモートサーバーコンソールにペーストする

先日、Pause/Breakキーについて少し書いたので、今度は Insert キーについて、少し便利なネタを書いてみます。

運用管理の場面で、Domino Administratorクライアント のサーバータブから、サーバーコンソール(リモートコンソール)を使う機会は結構あると思います。
例えば、データベースの複製が必要だったり、データベースの状況が見たいときに、以下のようなコンソールコマンドを使うことがあります。

> replicate サーバー名 データベースファイル名

> show database データベースファイル名

こういったコマンドを入力するときに、
> replicate
や、
> show database
まで打ち込んだあと、対象のサーバー名やデータベースファイル名を、クリップボードにコピーして、Ctrl-C でペーストすることがあると思うのですが、カーソルキーをあわせて "Ctrl-C" を実行すると、これまで入力していた"replicate" や "show database" コマンドを置き換える形でペーストされます。私も、そのことを知っていながら、久しぶりに触るとついつい忘れて同じことをやってしまいます。

こういった時の Tips ですが、
> show database
の後に、コピーしたデータベースファイル名をペーストする場合、Ctrl-C の代わりに、"Shiftキー + Insertキー" を使うと、期待通りにペースト出来ます。
(もしくは、右クリックから貼り付けても可)

サーバー名やファイル名をペーストしたいときは、是非使ってみて下さい。

参考:
IdeaJam(tm) - Allow in line pasting into server console command line

2013/01/16

Lotus Notes Travelerの Redbook公開

スマートフォンから、メールやカレンダーにアクセス出来る Lotus Notes Travelerに関する Redbook が公開されました。

IBM Redbooks | Lotus Notes Traveler - Tips and Techniques for a Successful Deployment

Redbookと言っても、数年前から Lotus 関連の Redbook は Wikiをベースに開発するようになっており、RedWiki といった位置づけです。
現在は、ブラウザから Wikiを閲覧する形での公開ですが、近いうちに PDF形式でも公開されることになっています。

内容は、プランニング、構築、ユーザー展開、移行、外部連携、運用管理、パフォーマンス・チューニング、など、サーバー担当者にとって必要な内容が幅広く網羅されています。Lotus Notes Travelerを展開しようとすると、1度はこのステップのほぼ全てを踏むことになるため、どの章も興味深いです。私も読むのが楽しみです。


最近は、なかなか Redbookの企画がないのですが、今年は、IBM Notes/Domino 9.0 を筆頭に、新しい執筆テーマも出てくるでしょうから、Redbookに限らず、次々といろいろな書籍が出てくればいいな、と思います。

2013/01/08

Thinkpad X230でNotesクライアントを使う

時々話をきくのですが、Thinkpad X230 (など) では、キーボードが6列になり、その影響で、Pause/Breakキーがなくなりました。
一方で、Notesクライアントを使っていると、Ctrl + Pause を押したくなることがたびたびあると思います。F1を押して、ヘルプDBにアクセスしてしまったケースが代表的ですが、時間のかかりそうなDBを開いたり、ビューを開いたりしたときも、この操作を知っていると便利です。

IdeaJamでも、この技が事実上パワーユーザーオンリーの隠し技になっているので、STOPボタンが必要でないか・・・なんて議論も過去にされています。
IdeaJam(tm) - Make a STOP button


で、Thankpad X230などのモデルでは、大事な大事な Pause/Breakキーが無いため、困っている人をちらほら見かけたのですが、どうやら、「Fnキー + B 」で代替出来るため、左下の稲妻マークをすぐに止めたい場合は、「Ctrlキー + Fnキー + B」を押すことで、接続の切断が出来ます。

(2017/3/9 追記)
Mac で強制切断をする方法について、こちらに記載しました。
Notes/Dominoでちょっとコネタ: Mac で Notesクライアントを使う(強制切断の方法)

2013/01/04

Notesクライアントのブックマークを使う

2013年になりました。Notes/Dominoを組織の中で使っていると、「2013年のXXX」といった文書を作って、その文書を定期的に更新していく、というケースがあると思います。例えば、「2013年の会議スケジュール」など。
私も毎年、Notesクライアント左のブックマークに、その年によく使う文書を登録しています。わざわざDBを開いて文書を探す必要なく、直接対象文書にアクセス出来るので便利です。

ブックマークは、R5のときから使われはじめ、当初は、ワークスペースの代替といった紹介のされかたでした。ワークスペースは古い技術で、ブックマークこそ新しい技術である、と。今使って思うのは、DBへのアクセス自体より、文書へのアクセスとしてブックマークを使うことで作業が便利になるのではないかと思います。
(最近使った文書は、Historyフォルダからアクセスも出来ますが、これも使い方によってはわりと便利です)

ブックマークは、他にも機能があり、私が好きな使い方は、よく使うPDFファイルのリンクを登録しておくことです。自分の場合は、頻繁に参照するRedbookがいくつかあるのですが、これもNotesクライアントからすぐに開くことが出来るので、便利です。

もう1つ、Notes/Domino管理者にお勧めなのは、NotesPeek の実行ファイルのリンクをブックマークに貼っておくことです。こうすることで、デザイナーや管理クライアントを起動するのと同じ操作で、NotesPeekを起動出来ます。
NotesPeekは、DBに関するトラブルシューティングでよく使いますし、また、DBの構造を確認するにもよいツールです。 簡単に起動出来るようにしておくと、自然と使用機会も増えるので、DB構造の知識も増えていきますし、問題が解決することも増えていくのではないかと思います。

ウィジェットなどを活用していくNotesクライアントもよいのですが、こういった古典的な手法も、まだまだ有用だと思いますので、紹介させて頂きます。