2013/03/02

notes.ini パラメータの編集方法

notes.ini ファイルのパラメータ編集方法として、もちろんテキストエディタで編集するという方法もあるのですが、それ以外にもいくつか方法があります。

少し調べてみたところ、以下のIdeaJamエントリのRalph Borcherds氏のコメントが、なかなかよいと思いました。

IdeaJam(tm) - Configuration document - notes.ini settings dialog box

これを参考にしつつ、私の知識を以下にまとめます。

1. サーバーコンソールコマンド 「set config パラメータ=xxxx」を使う
サーバー稼働中に、パラメータを安全に設定出来る方法です。
サーバー再起動が必要になるかどうかはパラメータに依存します。
入力後に、「~を~に設定しました」と応答があるかどうか、でおおよそわかるようですが、これだけでは正確に判断出来ないみたいです。

set config コマンドのほかに、" show config " というコマンドがありますが、これは現行の notes.ini パラメータをコンソールから確認出来るので便利です。
例:> show config servertasks
と入力すると、servertasks= で記載したパラメータが確認出来ます。

show config では、* も利用出来るため、
> show config servertasks*
と入力すると、servertasksatXX も含む一覧が確認出来ます。
さらに、
> show config *
と入力すると、 現在の notes.ini パラメータ一覧が確認出来ます。(アルファベット順にソート済)

2. サーバー設定文書の「NOTES.INI」タブで設定する
サーバー設定文書で設定する場合のメリットは、ドメイン内の全サーバー、もしくはサーバーグループを対象に、必ず設定すべきパラメータとして設定出来る点です。確実に設定したいパラメータなどは、ここに記載してよいと思います。

その他
使っているケースは少ないでしょうが、webadmin.nsf では notes.ini パラメータの直接編集が出来ます。(Domino Administrator では出来ない)

テキストエディタを使って直接編集することも、もちろんありですが、以下のような点が注意点でしょうか。
1) サーバー停止時に変更する。
2) 最後に1行改行を加える
3) UNIX環境の場合、ファイルのパーミッションとしてDominoサーバーが開けるように注意する。(rootアカウントで作業しない)

おまけ
一部の notes.ini パラメータは特殊扱いになっていて、"set config" コマンドなどが使えません。代表的なものは、"Secure_Disable_FullAdmin" です。
一部の Notes/Domino の機能はセキュリティに強すぎるため、notes.ini で制御することが出来ますが、Notes/Dominoの管理者は サーバーコンソールやサーバー設定文書で、そのパラメータすら設定変更が出来ます。
そのため、こういったパラメータ(通常 Secure_Disable... で始まる?)はファイルの直接変更のみが有効になっており、Domino管理者がOSにログインできない環境では有効です。

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