2017/03/09

Mac で Notesクライアントを使う(強制切断の方法)

Notes クライアントを長年使っているユーザーは、「Ctrl + Pause」というショートカットをよく使っていると思います。Notes クライアントの接続(稲妻マーク)を途中で強制終了するためのショートカットです。

このショートカットについて、かつて「Pauseキー」がない端末のための Tips として以下のブログ記事を書いたことがありました。

Notes/Dominoでちょっとコネタ: Thinkpad X230でNotesクライアントを使う

これで多くの人が救われたと思ったのですが、今日新しい相談を頂きました。「Mac の場合は、どう操作すればよいのでしょうか」というものです。
実は私は Mac クライアントを使っていないため、方法を全く知らなかったのですが、調べてみました。
Mac 用の Notesショートカットは、以下にまとまっています。

IBM Keyboard shortcut and file location differences for Lotus Notes for Macintosh

ここに記載の通り、「Commandキー 」+ 「. (ピリオド)」でどうでしょうか、と聞いてみたところ、期待通りに動いたそうです。
Mac 端末を使い始めてお困りの場合は、是非試してみて下さい。

2017/03/04

Amazon Alexa と Domino の連携デモ

最近、以下のような気になる内容のブログエントリを目にしたので、ご紹介いたします。

Amazon Alexa Meets IBM Domino – Bruce Elgort

書いている Bruce Elgort は、このビデオの最初でも紹介されている通り、IdeaJam や OpenNTF, TakingNotes Podcast など長年多岐にわたって活躍している超有名人です。今回は、NotesIn9という英語圏では有名なビデオキャストのゲストで出演しているのですが、その内容もさすがの面白さ、わかりやすさです。

ビデオでは、タイトルにある通り、Amazon Alexa と Notes DB の連携を Bruce が説明しています。上記のブログ記事に貼られている YouTubeビデオの4:15以降で、デモと技術詳細が解説されているので、興味のある方は是非見てみるとよいと思います。(そこそこの精度の自動字幕も付けられます)

簡単に内容をご紹介すると:
- Amazon Echo に特定の言葉(音声)を投げると、AlexaがNotes/Domino DBの内容を取得し、音声で返答してくれる
- 今回のデモの対象は IdeaJam のデータベースそのもの
- IdeaJam 側では、REST APIが用意されており、JSONで応答出来るようにしてある
- Alexa Skill Kit を使って音声を受け取り、Amazon Lambda上でコーディングを行い(今回の例では Pythonで記述) IdeaJamの応答を受け取り、音声返答する

というデモになっています。このデモでは、IdeaJamのAPIを使い
- 最近のコメント
- DBの統計状況
- トップイノベーター
- 最新状況
などを、音声出力させています。

今回、こうして容易にデモが作成出来るのは
- IdeaJam ではもともと REST API が提供されており、何とでも組み合わせやすくなっている
- IdeaJam はパブリックサービスなので、Firewall を気にしなくてよい
- IdeaJam はパブリックサービスなので、Anonymousアクセスが出来る
という点があると思いますが、これに限らず、どのような他技術と連携するにせよ、REST API があればかなり自由に連携出来る例の1つだなと思いました。

音声によるインタフェースと、Notes/Domino が提供する作りこんだ REST APIとの連携は、データの種類や、中で動作させたいロジックなどによっては、他にも適用可能なところもあると思うので、そういうケースでは是非チャレンジしてみるのも面白いと思いました。


なお、私は Amazon Alexa や Echo, Lambda などについて全く詳しくありませんが、以下のページを見つつ、デモ解説の Bruce のビデオを見れば、おおよそを理解出来る内容でした。

AWS Lambdaを使ってAmazon Echoに機能追加してみた | Developers.IO